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釣りの旅路 ~伝説に終止符を打てるのか‼~

どれだけ今回の釣行に想いを馳せただろうか?
場所は漫画「釣りキチ三平」にも描かれた、伝説の怪魚タキタロウが棲むといわれる大鳥池。
アクセスの悪さからか計画が頓挫すること数年・・
それでも諦めきれず、この日が来ることを虎視眈々とチャンスを伺っていた。
そして、ついに時は満ちた。
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片道550kmの道のりを経てからのスタート。
雨、寝不足、運動不足、ザックの過積載、怒涛の四重苦が容赦なく体力を奪う。
それでも伝説の怪魚に挑むという情熱だけで登山道を突き進む。
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本気の2ピースロッド持参。
携行性を考慮してパックロッドも視野に入れたが却下。
デザイン、キャストフィール、感度、耐久性、道具に拘ってこそ伝説の怪魚に挑めるというもの。
しかし思いのほか障害物(倒木や枝)が多く、その度に中腰を強いられ、無駄に体力を消費したことは言うまでもない。
予備を持ってきていないので破損させてしまえば、伝説に挑む前に、ある意味伝説になっただろう。


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後半戦のつづら折りがキツかった。
本当にザックを背負っているのか、それとも子泣きジジィにすり替わっているんじゃないのか?ってくらい重く感じた。
ここで一曲
肩に~メリこむ~ザックッに~耐えて~ 君の・・♪
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雨の中、記録を残すために重量級ザックを下ろしカメラを取り出す。
地味に疲れるが、好きだから止められない。


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雪渓や残雪で少し迷子になってしまったが無事に到着。
池の畔に佇むタキタロウ山荘。
今回はコチラにお世話になると見せかけておいて・・
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なぜか、ポツンと一軒家(笑)
これぞプロフェッショナル、仕事の流儀‼
伝説と対峙するとき、時として人は、自らをも追い込むのである。
それは一切の邪念を振り払い、精神の統一を計ると共に、一点集中で士気を鼓舞させる為であろう。
いや、それは違う、ただの変わり者だからだ。
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レインウェアを着てたけど、ずぶ濡れの濡れネズミ状態。
汗と雨でゴアテックスなるものも何の意味もなし。
歩く事を止めた途端に体が冷えてきたのでランチは汁物をチョイス。
それが上の写真の「臨界ラーメン」
沸騰させ過ぎて、一口目から全開で麺が伸びているという、飲食店では決して味わえない仕様となっております(笑)

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食後のコーヒーはもちろん枡でいただきます。
シェラカップ?
そんなモンは平成で終わりましたよ、令和のスタンダードは枡。
今シーズン中には日本中に浸透すること間違いなし(笑)
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昼寝をしているうちに雨も小康状態になってきたので、いよいよ出動。
狙いすましたかのように雪が残っていた。
これが見たかったので釣行は解禁直後の6月に絞っていた。
雪が無ければ然もない山肌だが、深緑と白のコントラストで何とも形容しがたい雰囲気。
一瞬で心を奪われた、そんな光景。

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畔には無数の花が遅い春を彩っていた。
この薄紫の花が多かったような気がする。
花科、花属の花でしょうか?(笑)
※山野草の類は弱いので名前知りません。
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このロケーションでロッドを振れる幸せ。
しかし、苦労して担ぎ上げてきたチェストハイウェーダーに、穴が開いていて浸水する事に気が付く。
この時の衝撃たるもの、中々のモノでしたよ(笑)

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ちょっとタキタロウには全長が及びませんがファーストヒット。
ちょっとと言っても1m以上あるのですが(笑)

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ぷか~っと流氷が流れてきましたよ。
本栖湖では決して味わえない光景に感激。
ゴマフアザラシとか寝そべっていれば最高なんですけどね。
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数匹釣れたが最大でこれくらい。
一発を狙ってボトム付近をヘビーシンキングで攻めるが無反応。
むしろオーバーハングの脇を小型ミノーで攻めるとワラワラと小型ながら数匹追ってきた。
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釣り場と成り得るのは周囲4Kmのうち1Km。
初日はこの1Kmをランガンしながら、明日のポイント選びの為に往復してみた。
勝負は朝一。
奴は必ず来る・・・はず。
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夜の帳が下りる頃、精神と時の部屋(テント)に戻り、酩酊という名の精神統一を計る。
ところが何かがおかしい、ここからの記憶が無い。
おそらく何者かに後頭部を鈍器で殴られたようだ、気が付いた時には朝を迎えていた。

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前日に目星を付けておいたポイントに向かう。
短時間しか釣りができないので集中していきます。

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アベレージサイズはこのくらいだが、地元ではお目に掛かれないアメマスタイプに感動。
大型になるのはコチラの系統だと思うな。
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このロケーションであれば魚釣りには不利だけど、凪で大いに構わない。
タキタロウ?
何の話でしょうか、あれは伝説であって真面目に狙うモノではありません。
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これにてタイムアップ。
9時には支度を済ませ下山する予定だったので、ゆっくり満喫することが出来なかった。
1泊2日では少し無理があったかな。
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大鳥池での最後の写真。
去り行く自分に「明鏡止水であれ」そんな言葉を投げかけてくれたような気がした。
それは無理、だって・・・人間だもの。 byみつを


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帰りは、木漏れ日のブナの林を歩く。

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登山道沿いの渓流も気になる。
でも、ここまでは流石にこれないな。


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駐車場のある泡滝ダムに無事到着。
少し時間があるので、麓にあるタキタロウ館に寄り道して写真や文献などを拝見。

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感想は「浪漫」この一言に集約されるだろう。
これにて、今回の旅路を終えることにした。

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真面目に総括。
幼少の頃、親戚の家で読んだ「釣りキチ三平」
とりわけ、その中でもタキタロウの物語が数十年経った今でも脳裏に焼き付いている。
詳細なストーリーこそ思いだすこは出来ないが、当時少年だった自分に強烈な
インパクトと夢を与えた。
時は流れ、大人になって湖の釣りを意識しだした時に、まるで電気が走るかのように
大鳥池の存在が頭の中を駆け抜けた。
それからというもの、毎年のように釣行を計画したが、煮え切らない状態が続く。
しかし今年、その想いが沸点に達し、行動に移す事ができた。
正直言うと、タキタロウの存在は半信半疑。
体長1mだとしたらまだしも、2~3mとなると俄かに信じがたい。
ただ絶対に居ないという根拠や証拠は何もない。
だからタキタロウは、それを想う人の心が勝手に創り出していいと思う。
今回は、純粋無垢な少年が見た夢を釣りに行ったのかもしれない。

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by sa-boh | 2019-06-13 19:55 | | Comments(2)
Commented by nigapeclub at 2019-06-21 21:30
こんばんわ^^

素晴らしい釣行に記事も炸裂していますね(^^h
ずいぶん遠くまで行かれたようで、私の旦那さんが
「大鳥池には若いころ良く行ったよ、懐かしいな~」
と、言ってました。
それから経験上、東北の雪渓が残っている場所は、魚はエサしか追わないそうで、東北の山奥でのルアー・毛鉤は6月過ぎから夏に、ツナギというアブに似た吸血の虫と戦いながら爆釣となるそうです。(゚д゚lll)私には無理かなw
ピンクの花ですが、根っこが片栗粉の原料となる「カタクリ」の花です。下の画像の白ぽい花は多分「イワウチソウ」です。
沢山の東北の山野草を見せていただき、ありがとうございます(*´ω`*)
Commented by sa-boh at 2019-06-22 19:05
> nigapeclubさん
久しぶりに感動した、一生の思い出になる釣行でした。
常日頃から、心がすされている私にとって「感動」なんていうものは、
もはや都市伝説じゃないのか?なんて思っていましたが、そうでもないようです(笑)
そんなブラボーな大鳥池に通っていた旦那様は、おそらく只者ではありませんね。
ツナギっていう名前なんですね、あの野郎・・
見事に貧相な耳たぶをヤラれました(笑)
カタクリが片栗粉の原料とは驚きです。
今後、カラアゲや竜田揚げを食べる時に、あの光景がフィードバックすること
間違いなし。
白い花も検索したらイワウチソウで出てきましたよ。
ホントに詳しいですよね、恐れ入ります。